1.効果サマリーの概要
*当機能は有償プラン(PV課金プラン、接客課金プラン含)のお客様にのみβ版としてご提供しております。
効果サマリーによって、以下の確認が可能です。
- 接客施策全体で各指標にどの程度効果があったか?
- 接客施策の総合的な改善ポイントはどこか?
- サイドメニューより閲覧頂けます
2.項目説明
接客の評価方法
- ウィジェット表示時
ウィジェットを表示したセッションが評価対象(ウィジェットタップユーザーを含む) - ウィジェットタップ時
ウィジェットをタップしたセッションが評価対象 - コンバージョンタイプ
選択したコンバージョンタイプのCVが評価対象
未接客/接客
- 未接客時
比較ウィジェットのみが対象となったセッションが評価対象 - 接客時
接客ウィジェットが対象となったセッションが評価対象 - 効果
= [接客時の指標] - [未接客時の指標] - (改善率)
= [接客時の指標] / [未接客時の指標]
指標
- セッション数 : 接客対象となったセッション数
未接客/接客時のユニークセッション数 - 回遊率 : サイト流入後2頁以上閲覧したセッション数の割合
= [回遊数] / [セッション数] - 平均滞在時間 : 1回のサイト訪問における滞在時間の平均値
= [合計滞在時間] / [セッション数] - 平均PV数 : 1回のサイト訪問における閲覧PV数の平均値
= [合計PV数] / [セッション数] - CV率 : 接客時と同一セッションのコンバージョン率
= [CV数] / [セッション数] - 7日以内再訪率 : 接客後7日以内の再訪問者の割合
= [接客後7日以内の再訪数] / [セッション数] - 7日以内CV率 : 接客時を含む接客後7日以内のコンバージョン率
= [接客後7日以内のCV数] / [セッション数]
※集計期間内に接客配信が0件だった場合
- 以下の様な表示となります
3.振り返りのパターン
● 指標の状況によるネクストアクションの方向性
● キャンペーンが配信されたセッションの割合の確認方法
- [管理画面メニュー] - [ホーム] にてご確認いただけます
- [ホーム]
サイト全体の集計レポート
4.施策改善のヒント
● よくある失敗事例と改善の方向性
- 接客条件が厳しく接客対象が少ない
→少数の訪問者への配信にとどまっている場合、ecコンシェルが時間の経過とともに最大の接客効果を出せるように自動最適化を行っても、サイト全体の接客効果は小さな成果となってしまいます。キャンペーン登録/編集画面で「想定配信ユーザー数」を確認の上、接客条件を緩和して接客対象を拡大しましょう。 - 訪問者全員にクーポンをばらまいている
→初回訪問者の流入直後は、情報収集段階にあり、サイト閲覧前にいきなりクーポンを訴求しても直帰や離脱を誘発して逆効果となってしまいます。そこで、サイト理解の浅い初回訪問者には「商品のこだわり」などサイトの理解を促進するような接客を行い、比較検討段階にある再訪問者には「今なら初めての購入で○○円OFFクーポンプレゼント」など限定感やお得感を演出して購入の後押しをするなど、訪問者の状態(訪問経験や購入経験)やサイト内行動(商品を探している・購入を検討している)に合わせた接客を行いましょう。 - A/Bテストが活用できていない
→キャンペーンのウィジェット登録数が1個で、訪問者が求める情報とミスマッチとなっていた場合、プラス効果が出にくい状況となります。A/Bテストおよび自動最適化を活用することで、訪問者が求める最も効果の高いウィジェットの配信比率を自動的に増やして接客が行われるため、Web接客の効果の最大化が期待できます。
・複数のウィジェットのご用意が難しい場合は、「デザインテンプレート」や「オートクリエイティブ」をご活用下さい。
・接客効果の自動最適化とは? - 訪問者に煙たがれるタイミングでの接客となっている
→サイト流入直後やページ表示後に0秒で接客した場合、訪問者のサイト閲覧の妨げとなり、直帰や離脱を誘発してしまうリスクがあります。
・[だれに] - [画面内配信トリガー] - [ページ閲覧時間] を 3 〜 5秒の設定を推奨しております。 - カートやフォームでゴールから遠ざける接客誘導をしている
→不安払拭の目的でカートや登録フォームからFAQページに誘導したものの、誘導先ページにカートや登録フォームに戻る動線がない場合、サイト離脱を誘発してしまうリスクがあります。そこで、以下の様な対策が有効となります。
・新規タブでFAQページを開く
・直前のページがカートやフォームだった場合、読み終わるタイミングで「カートの商品を見る」や「登録フォームに戻る」接客を追加して戻る導線を用意する - ウィジェットを複数設定しているものの、何れもタップ率が低い
→接客効果が高い施策の多くは、タップ率が高い傾向にありタップされやすい訴求ほどコンバージョン効果の改善がみられます。タップされやすい訴求内容への改善を行いましょう。
[良いウィジェットの共通点]
① 文字数が少なく、メリットが端的に伝えられている
② 文字色のコントラストが強く、可読性が高い
③ ウィジェットのトーンが接客ページと合っている
④ 訴求内容と誘導先の整合性がとれている
[タップ率の評価例]
1%以下 :あまり興味がない
2 - 4% :そこそこ興味がある
5 - 10%:大いに興味がある - 長期に渡って同じ接客内容を配信し続けている
→日次数値が安定しているものの、接客効果が向上しない場合は、訪問者が接客内容に見慣れてしまい反応が得られにくくなってしまった状態と考えられます。ウィジェットのデザイン変更や期間限定情報等の鮮度の高い情報の追加など接客内容の改善を行いましょう。
● 接客事例
- 目的別キャンペーン設定例を公開しておりますので、こちらのページも併せてご確認ください。